腸内細菌のバランスを良好にするアロエと梅エキス

アロエや梅エキスは昔からよく知られて
いる健康維持になじみのある食品です。

アロエのアセマンナン、梅エキスの
クエン酸は、腸にも有効である
メカニズムが解明されて注目されて
います。

アロエのアセマンナンが善玉菌を増やす

アロエには、さまざまな有効成分が
含まれています。

なかでも、腸に効果的な成分は
アセマンナンという多糖体の一種です。

アロエの多糖体は、いくつかの層に
なっていると考えられ、アセマンナンは
いちばん中心にあって、消化されずに
腸までたどりつきます。

そして、腸の中の水分を吸収して膨らみ、
排便を促して便秘の解消に役立ちます。

また、アセマンナンは腸内の善玉菌の
エサになるので、アロエを食べると
善玉菌が増えて腸内細菌のバランスを
良好にし、腸を生き生きとさせます。

ですから、アロエとヨーグルトを
組み合わせた飲み物やデザートは
理にかなった腸に優しい食品といえます。

糖タンパクが火傷に効く

アロエは火傷や切り傷の塗り薬として
よく知られています。

アロエの茎の切り口から出る糖タンパク
によるネバネバした物質が、患部に
くっつき、バイ菌の侵入を防ぎます。

また、キダチアロエ特有の成分である
アロエウルシンが細胞組織の再形成を
促し、アロエチンが抗菌作用を
発揮します。

アロエには、300以上の種類が
ありますが、キダチアロエは日本で
自生しているもので、花屋で
見かける鉢植えのほとんどが
これです。

アロエの苦味の正体

アロエ特有の苦味は、皮の部分に
含まれるアロインという成分に
よるものです。

アロインには、緩下作用があり、
便秘の改善に効果があります。

緩下作用とは、腸を刺激し、おだやかに
排便を促す作用のことです。

アロエの緩下作用の効果があまりにも
強いので、一般にアロエ食品として
売られているものは、皮の部分を
取り除いた中側のゼリー状の部分が
使われています。

自分でアロエの生葉をジュースにしたり
して利用する場合は、少量ずつ
加減しながら、お腹の調子に合わせる
ほうがよいです。

アロエベラは北米やタイなどの地域で、
日本では沖縄で盛んに栽培されています。

肉厚で、皮を除いた透明なゼリーの
部分がアロエを使った食品に使われて
います。

刺し身で食べると、二日酔いに効果が
あります。

梅エキスは便秘や下痢を改善

梅エキスは、梅肉エキスとも言われ、
腸の活動を活発にするだけでなく、
疲労回復や高血圧の予防、肝機能の改善
など、健康作りに欠かせない
伝統食品です。

梅エキスの歴史は古くて、江戸時代から
民間薬として利用されてきました。

青梅1キログラムから20グラムほどしか
作ることができません。

梅エキスの有効成分は、強烈な酸っぱさの
元である有機酸です。

有機酸には、リンゴ酸や酒石酸など多くの
種類がありますが、最も多く含まれている
のはクエン酸です。

クエン酸は、ミカンやレモンなど
カンキツ類にも含まれています。

梅エキスにはレモンの20倍のクエン酸が
含まれています。

クエン酸の酸っぱさは唾液の分泌を促して、
消化を助けます。

また、クエン酸は悪玉菌の増殖を抑えて、
腸のぜんどう運動を活発にして、便秘や
下痢のどちらも改善します。

梅エキスは腸内を酸性にする

梅エキスには、優れた殺菌力があり、
腸炎ビブリオなどの食中毒やサルモネラ菌
、病原性大腸菌、O-157黄色ブドウ球菌
など、さまざまな菌に対して殺菌作用が
あることがわかっています。

これは、梅エキスの有機酸、特にクエン酸
の働きによって腸内環境が酸性に傾き、
これらの悪い細菌が生存できなくなる
からです。

健康のためには、一日に2~5グラム
程度を目安に食べるとよいです。

優れた殺菌効果があるために、梅エキスは
常温での保存が可能です。

ビンなどの密閉容器に入れておけば
何年でも保存できます。

梅エキスに含まれる成分で、ムメフラール
という成分がありますが、これは、梅に
含まれているクエン酸と糖質が加熱されて
出来る成分です。

ただし、生の梅や梅干しには
含まれません。

このムメフラールは血液をサラサラにする
効果があります。

梅エキスも梅干しも、どちらも梅から
作られますが、梅エキスには梅干しの
ように塩分は含まれていません。

梅エキスは、青い梅の果肉をすりつぶし、
それを時間をかけて、じっくり煮詰めた
ものです。

色も真っ黒で、ドロリとしています。

手軽に利用できる健康食品4種

1、梅エキスは、ペースト状なので、
  ジュースや料理に使ったりできます。

  冷蔵庫に入れると固くなるので、
  常温で保存したほうが利用しやすい
  です。

2、梅エキスに玄米の粉などを混ぜて
  粒状にしたもの。

  酸っぱいのが苦手な人には飲みやすく
  携帯にも便利です。

3、キダチアロエやアロエベラの
  ドリンクタイプのもの。

  100パーセントの原液やハチミツを
  入れて、飲みやすくしたものが
  あります。

  ドリンクは賞味期限や保存方法を
  よく確認して購入することです。

4、アロエのエキスを粉末にして粒状に
  したもの。

  飲みやすく、携帯にも便利です。