腸をきれいに掃除してくれる亜麻仁とは?

アマ科の一年草であるアマの種子を
亜麻仁(アマニン)と呼びます。

水に入れると、粘液を出してヌルヌルする
ことから”ヌメゴマ”とも言われます。

この亜麻は、欧米では古くから日常的に
利用され、さまざまな有効成分が
含まれています。

腸をきれいにする食物繊維は、下剤として
利用できるほど大量に含まれています。

便秘を改善するには、亜麻仁をコーヒー用
のミル(注)などで荒く挽いて、サラダや
シリアルなどにふりかけるとよいです。

(注)コーヒーミルとは、焙煎された
コーヒー豆を粉砕するための器具(粉砕機)
です。

粒のままでは、消化されにくく、
不飽和脂肪酸などの有効成分が
吸収されません。

胃腸の清浄効果

亜麻は、古くから、リネン(注)として
衣類に利用されてきました。

(注)
リネンまたは亜麻布(あまぬの)とは、
亜麻の繊維を原料とした織物の総称です。

亜麻を使ったリネンは麻の中でも柔らかく
、さらりとして肌触りが良い素材です。

ヨーロッパ、エジプト、インドなどでは
紀元前5000年くらいから、多くの
薬効が知られており、病気予防に
利用されていました。

北米や北欧などでは、現在でも
パンなどに混ぜて食べています。

近年は、日本でも亜麻仁入のパンが
市販されています。

亜麻仁そのものや亜麻仁を細かく
挽いたパウダータイプや、亜麻仁を
しぼったオイルなども販売されています。

亜麻仁を搾油した亜麻仁油は、大きな
皮膜をつくることから、木製品の家具、
室内塗装、油絵の具などにも利用されて
います。

また、赤ちゃんが、なめても無害なため
玩具にも使用されています。

αーリノレン酸を含む食物繊維

日本にも、亜麻仁に似た食品にゴマが
あります。

亜麻仁には、良質の食物繊維がたっぷり
含まれています。

水溶性食物繊維は3分の1、不溶性は
3分の2の割合で含まれています。

便に水分を吸収させて軟らかくし、
腸内にある毒素などを吸着して
排出してくれます。

亜麻仁は、植物のなかで、最も多く
リノレン酸を含んでいることが
大きな特徴です。

血栓を防いでくれるリノレン酸は、
動脈硬化の多い現代人にとって
必須の植物性脂質です。

亜麻仁が含むリノレン酸は、
αーリノレン酸と呼ばれる
不飽和脂肪酸です。

不飽和脂肪酸とは、魚に多く含まれる
DHA(ドコサヘキサエン酸)や、EPA
(エイコサペンタエン酸)といった
必須脂肪酸で、魚以外なら亜麻仁から
摂るのがよいとされています。

コレステロールや血糖値を下げる
効果などがあることで、特に
重要視されています。

亜麻仁の主な効能

・便秘改善

・更年期障害の緩和

・心臓病予防

・抗ガン作用

・免疫機能を高める

・骨量の増加

多くの恩恵をもたらす亜麻仁

亜麻仁は、小粒ながら食物繊維や
不飽和脂肪酸パワーなど数多くの
有効成分を秘めています。

大腸ガン防止や便秘、心臓病、高血圧
などの症状をやわらげる効果があります。

また、近年の研究では、更年期障害を
緩和する作用があることも
わかってきました。

亜麻仁に含まれる亜麻リグナン(SDG)
には、カテコールエストロゲンと
呼ばれる女性ホルモンを増やす効果も
あります。

更年期特有の不快症状の一つである
「ほてり」を亜麻リグナンは鎮める
作用があることがわかってきました。

また、亜麻リグナンは大豆の有効成分
イソフラボンと同じ、骨量を増やす作用の
あることも確認されています。

亜麻仁油は酸化しやすく、加熱は厳禁

亜麻仁油の唯一の欠点は、酸化しやすい
ことです。

搾油されたばかりの亜麻仁油は、甘い
木の香りに満ちていますが、時間が
経つと酸化して、油性ペンキのような
においに変化してしまいます。

光の影響を受けにくい不透明のビンに
入った小びんを求めて、必ず冷蔵庫に
保存することです。

いったん、開封したら、早めに使い切る
ことが大切です。

また、加熱すると、成分変化が生じるので
、一般的な食用油のような使い方は
してはいけません。

生で、そのまま飲むか、ドレッシングに
混ぜると良いです。