善玉菌を増やし便秘を解消する働きのあるヌメリ食品とは?

ヌルヌルした食べ物には水溶性食物繊維を
含むものが多く、ペクチンやマンナン、
寒天などは、いずれも多糖類の一種です。

多糖類とはグルコースやマンノース等の
単糖が長くつながったものの総称で、
広義では10個以上の単糖が結合することで
構成されている炭水化物のことを
指します。

ヌメリ食品は、善玉菌を増やし、便秘を
解消する働きだけでなく、免疫力アップ、
抗ガン作用など、多くの効能が明らかに
なっております。

手軽に毎日の食事に取り入れられる
食材ですので、積極的に食べることです。

ヌメリ食品は天然の整腸剤

炭水化物の構成成分である糖質は、
大きく三種類に分けられます。

単糖類、二糖類、多糖類です。

単糖類は、他の糖と結合して、二糖類や
多糖類となります。

多糖類は、糖質が数百から数千個も
結合したものです。

ブドウ糖、果糖は単糖類で、砂糖の
主成分は二糖類です。

食物繊維のなかでも水溶性のものは、
この多糖類がほとんどです。

食物繊維の働きに、コレステロールの
吸収を抑制したり、胆汁酸を吸着して
排出させるなど、腸内の有害物質の
吸収を妨げるというのがありますが、
これは主に水溶性食物繊維=多糖類の
働きなのです。

ヌルヌル成分は腸内で粘性の強いゲル状に
固まる性質があるため、食べた物は
ゆっくりと消化管内を進みます。

そのおかげで、血糖値の急激な上昇を
防ぐことができるわけです。

また、ゲル化した多糖類は、腸壁を
刺激して、ぜんどう運動を促すので、
不溶性食物繊維と同様に、便秘解消にも
役立ちます。

水溶性食物繊維の多糖類

・ペクチン(水溶性食物繊維)

  野菜や果物

・マンナン

  コンニャクイモの塊茎(かいけい)
  アロエの葉肉

・アルギン酸、フコイダン

  昆布、ワカメ、モズクなど褐藻類

・寒天

  テングサ、オゴノリ

・ガラギーナン

  紅藻類

腸に効くリンゴのペクチン

リンゴは、ヌルヌルしていなくても、
多糖類を多く含む食品です

リンゴのペクチン含有量は100グラム中
1グラムと、他の野菜や果物に比べて多く
、特に、皮とその近くの部分に含まれて
います。

リンゴジャムのトロトロした成分は、
ペクチンによるものです。

リンゴの皮にはポリフェノールが
含まれています。

リンゴのペクチンには、腸内を弱酸性に
する働きがあります。

悪玉菌の増殖を抑えて、善玉菌を増やす
ので、腸内環境を改善します。

ですから、便秘の時は丸かじりで、
下痢の時はすりおろして食べると、
胃にもやさしく効果的です。

また、粘性の強いゲル状に固まる作用に
よって、腸内の有害物質の排泄を
促します。

リンゴは、ナトリウムの排出を促す
カリウムも多く含むので、塩分の
過剰摂取による高血圧の人には
血圧を下げる食品です。

さらに、リンゴ酸には、疲労回復に
効果があります。

海藻類の効能

海藻類は、いくつかの種類に分けられ
ますが、同じ水溶性食物繊維でも
それぞれが特徴的な多糖類を
含んでおり、さまざまな効能を
もっています。

褐藻類の昆布、ワカメ、モズク、
ヒジキなどから抽出されるアルギン酸には
イオン交換反応による血圧を下げる
働きがあります。

アルギン酸のイオン交換反応とは、
アルギン酸は食品中ではカリウムと
結合していますが、胃酸によって
カリウムを離した後、小腸でナトリウムと
結合して排出させます。

離したカリウムは腸で吸収されて、
血液中のナトリウムを排出し、結果的に
血圧を下げることになるのです。

さらに、褐藻類には、フコイダンという
多糖類が含まれています。

フコイダンには、肝臓機能の向上、抗ガン
作用、免疫賦活作用、抗血栓作用、
抗アレルギー作用などがあります。

紅藻類から抽出されるカラギーナンにも
抗ガン作用が認められています。

水溶性食物繊維の代表である海藻類は、
腸の健康のためだけではなく、生活習慣病
の予防に欠かせない食品といえます。

保水力が抜群のコンニャクマンナン

水溶性食物繊維は、水に溶けて、食物の
水分をゲル化する性質があります。

なかでも、コンニャクに多く含まれる
コンニャクマンナンの保水力は強力です。

胃腸で消化できないので、結果的に
便のカサを増やし、腸壁を刺激して
ぜんどう運動を促します。

コンニャクはエネルギー量が低いので、
コンニャクマンナンを原料にした
ダイエット食品も市販されています。