便秘を招く冷えを改善する体操・運動

人の体の細胞は血液から栄養をとり込み、
それをエネルギーに変える時に、熱を
生み出します。

熱は体の中でも、活動が活発な心臓や
肝臓を中心としたお腹の部分、あるいは
脳や骨で作られます。

とりわけ、動くことで熱を多く生み出す
のが筋肉です。

長年デスクワークの仕事を続けていると、
若い時に比べて手足の冷えがきつく
なってきたという人が多くいます。

それは、座りっぱなしで動かないため
冷えをきつくしているのです。

運動不足、それに伴う筋肉量の低下も
低体温の大きな原因なのです。

足組みひねり

足組みひねりは、足を重ねて組んで、
股関節から足全体にかけて刺激を
与えることが出来るので、効率よく
足の血液を改善できます。

そのうえ、大腿骨が動くので、股関節や
骨盤を調整する効果も発揮できて、
その結果、血行を促進し、骨格も
矯正できます。

効果を十分に上げるには、呼吸を
意識するのがポイントです。

股関節の血管を圧迫し、いったん
血流をせき止めることで、体を正面に
戻して息を吐き、圧迫がとけた時、
一気に血液が流れ始めます。

このため、体温が上昇し、冷え症の
改善や免疫力のアップにつながります。

しかも、血流を一度せき止めてから、
一気に流すという方法は、血液中に
たまった老廃物も流してくれるので、
血液浄化にも役立ちます。

足組みひねりのやり方

1、足を組んで座る

  床に座り、右足の上に左足を重ねて
  組みます。

  背筋を伸ばして、両手は頭の後ろで
  組みます。

  ひじは、後ろに開くようにします。

2、左へひねる

  のど、胸、肋骨を開くように鼻から
  深く息を吸って、ウエストを左へ
  ひねります。

  口から息を吐きながら、ゆっくり
  体を正面へ戻します。

3、右にひねる

  2と同様に、息を吸い、ウエストを
  右へひねり、口から息を吐きながら、
  ゆっくり体を正面に戻します。

  足を組みかえて、左ひねり、
  右ひねりを繰り返します。

以上で1セットです。

目安は一日3セットです。

なお、息を吸いながら、上半身をひねり、
息を吐きながら、正面に戻します。
この呼吸を意識して行うことが大切です。

手の指股しごき

手の指の股(また)は、副交感神経を
優位にする急所で、しごけば免疫力が
高まり冷えも改善できます。

手の指には、血管や内臓の働きを
支配する自律神経のバランスを整える
働きがあります。

指そのものを引っ張ったりブルブルと
振ったりするだけでも、副交感神経が
刺激され、免疫力はアップすると
いわれています。

そんな手の指への刺激法の中で、最も
簡単で効果的なのが、手指の股の
部分を刺激する「手の指股しごき」
です。

この手の指股しごきには、交感神経の
高ぶりを抑えて、副交感神経の働きを
活発にして、全身の血流を良くし、
免疫力をぐんと高める力があるのです。

この手の指股しごきを行うことで、
免疫力が高まり、血流もアップするので、
冷え症や便秘をはじめ、肩こり、腰痛、
肌荒れ、不眠などといった不快症状の
改善に効果が期待できます。

手の指股しごきのやり方

1、リラックスできる姿勢をとり、
  両手の指を開いて前に出します。

2、指の股どうしを重ねたり離したりを
  繰り返します。

これを20回で1セットです。

目安は、一日に2セットです。

なお、親指と人差し指の股どうしも
ぴったりとくっつけて、指の股
どうしが全て刺激されるようにする
ことです。

膝裏もみ

膝裏もみは、膝の裏を通っている
膝窩動脈(しっかどうみゃく)という
血管を両手の指で押しては離すという
ことを繰り返す運動です。

非常に簡単ですが、全身の血流を促して
体温を高め、冷え症や便秘、肩こり
などの症状を改善することができます。

膝の裏の膝窩動脈を指で強く押して、
血流をいったん止めたあと、パッと
力をゆるめると、足の先へ向かって
勢いよく動脈血が流れていきます。

動脈血の流れが良くなれば、当然、
滞りがちだった静脈血も、その勢いに
押されて、上半身へ向かって流れて
行くようになります。

その結果、体温が上昇して基礎代謝が
増大し、体内に蓄積されていた脂肪も
エネルギーとして多く燃焼されます。

なお、基礎代謝とは、何もしないで、
じっとしていても、生命活動を維持する
ために自動的に行われている活動で
必要なエネルギーのことです。

膝裏もみには、自律神経のバランスを
整える効果もあります。

膝裏もみで自律神経が整えば、体温が
上がって脂肪燃焼効果も高まります。

膝裏もみのやり方

1、床に腰をおろして座ります。

  左足を前に真っ直ぐ伸ばし、右足は
  膝を曲げて立てます。

2、膝の裏の膝窩動脈を両手の親指以外の
  8本の指の腹で5秒間しっかりと
  強く押し込みます。

3、5秒たったら、指の力をパッと
  抜きます。

4、10秒ほど膝の裏を軽くさすり
  再び膝窩動脈を強く押し込みます。

目安は、10回ほど繰り返します。

なお、右利きの人は、左足から右足の
順番で、左利きの人は反対から行います。