便秘の原因となる生活習慣とは?

現代生活では夜更かし睡眠不足、運動不足、
ストレス過多など不健康な生活に
なりがちです。

このような悪い生活習慣を続けていると
便秘になってしまいます。

そこで、便秘にならないためには日常の
食事や運動、ストレスの対処など総合的に
生活を見直す必要があります。

不健康な日常生活

本来、朝食後は胃腸が活発に動いて、
便意を感じやすいです。

しかし、学校や会社に遅刻しそうな時間に
起きる生活だと、便意をもよおしても
排便する時間がないために、我慢して
しまいます。

その結果、便意は遠のいて、排便する
機会を失って便秘になってしまいます。

また、移動は車で、仕事はデスクワーク、
休日は家でゴロゴロしているなど、
運動不足の生活を続けていると、筋力が
低下して便意が起こっても、筋肉が弱い
ために十分にいきむことが出来ずに
便をうまく押し出せなくなります。

更に、ストレスは自律神経の働きを
乱して排便のリズムを崩します。

このような不健康な生活習慣を改めない
ことには、便秘はますます悪化する
ばかりです。

夜遅くまで起きていると、睡眠時間が
少なくなり自律神経のバランスが
崩れてしまい、自律神経のバランスが
狂うと便秘を引き起こします。

仕事でデスクワークが多く、
座りっぱなしの状態は筋力の低下に
つながり排便に必要な筋肉が衰えて
しまいます。

自律神経のバランスの乱れ

自律神経には、交感神経と副交感神経が
あります。

交感神経は血管を収縮したり、発汗を
促進したりする神経で、活動している
ときや緊張しているときに強く働きます。

血管を収縮させるために腸のまわりの
血行が悪くなり、ぜんどう運動は鈍く
なります。

一方、副交感神経はリラックスしている
時に働く神経で、血管を拡張したり
発汗を抑制したりする神経で、休息して
いる時や寝ている時に働きます。

血管を拡張させるために血行が
良くなり腸は活発に働きます。

拡張した血管を通じて栄養や酸素などが
全身に行き渡り体を回復させます。

このように交感神経と副交感神経は
相反する働きをしています。

通常、交感神経と副交感神経はバランス
よく働いていて、どちらか一方の働きが
悪くなった時に自動的にもう一方の神経が
それを抑え、内臓などに不具合が生じない
ように調節しています。

しかし、不健康な生活を続けたり
ストレスや疲労がたまったりすると、
自律神経の調整機能が狂って、
交感神経ばかりが優位になって
しまいます。

そうなると、腸のぜん動運動が
常に抑制され便がうまく肛門まで
運ばれなくなるために便秘になります。

栄養バランスの悪い食生活

インスタント食品や、肉やジャンクフード
中心の食事など、栄養バランスの悪い
食生活が便秘の大きな原因となります。

偏食で食べる量が少ない人は便秘に
なりやすいです。

少食の人やインスタント・ジャンクフード
中心の人は、便の材料になる物が少ない
ので、排便を促すのに十分な量の便を
作ることが出来ないからです。

便の量が少ないと、脳から出る指令が
鈍くなってしまうために便意が
起きなくなります。

食事の量は多くても、野菜が少なくて
肉類やジャンクフード中心の食生活では
便の量が不足してしまいます。

肉類は胃で消化され栄養分として
吸収されるので、便の材料となる
残りカスはあまり出来ませんし、
ジャンクフードも便の材料となるものは
少量です。

その結果、便の量が増えないのです。

無理な食事制限のダイエット

ダイエットで食事制限をすると、栄養が
偏り食物繊維の摂取量も少なくなり、
便自体の量が減ります。

腸内にある程度、便の量がないと便を
押し出すことが出来ずに排便が
滞ります。

食べた物が少ないと、便の材料が不足し、
直腸まで便が下りて来ても脳に命令が
いかなくなり排便することができません。

また、食べ物から摂る水分の摂取量も
減少し、その結果、便のかさと水分量が
減って便秘になります。

ダイエット中の食事は、脂肪分を減らす
ことが多く、油分が少ないと便の
なめらかさが失われ、硬くて排便
しにくい便になるのも原因です。

更に、朝食を抜くダイエットをしていると
朝食後の最も便意を感じやすくなる
タイミングを逃してしまい、便意を
感じにくくなります。

無理なダイエットは血行不良による
冷え、自律神経の乱れなども起こすため
さらに排便しにくい体をつくって
しまいます。

ストレスの溜め込み

ストレスは交感神経を優位にする原因の
ひとつです。

交感神経が優位になり続けると、腸の
ぜんどう運動が鈍くなり便秘になります。

不安や緊張が続くと、便秘になるのは
そのためです。

現代社会ではストレスが多く、誰もが
日常的にストレスを感じています。

ストレスを感じないようにするのは
無理ですが、ストレスを感じたら
なるべく早く解消するように心掛ける
ことが大切です。

消化器の働きや血圧、脈拍、体温などを
調節している自律神経には交感神経と
副交感神経があります。

交感神経は昼間活動している時に働き、
副交感神経は夜寝ている時やリラックス
している時に働きます。

胃や腸などの消化器は副交感神経が
優位な時によく働きます。

ですから、腸がよく働くようにリラックス
した状態を作ることが大切です。

ストレスの多い生活をしていると、
交感神経の緊張が続いて、胃腸の働きが
悪くなります。

それで、ゆっくり風呂に入ったり、
リラックス出来る音楽を聴くなどする
ことです。

ウォーキングや軽い運動をして体を
動かしたり、お腹をマッサージしたり
すれば、副交感神経が優位になり
胃腸の働きがスムーズになります。

運動不足

近い距離でも車で移動したり、仕事中は
椅子に座りっぱなしだったり、休日は
家にこもりっきりと、体を動かす時間が
少ない生活をしていると、筋肉が
衰えます。

運動不足も便秘を引き起こす大きな
原因になります。

筋肉が衰えると便を押し出す力が弱くなり
胃腸の働きも鈍くなり、排便リズムが
狂ってしまいます。

腹筋が弱くなると腸に十分な腹圧を
かけることが出来ないため、便意を
感じてもうまくいきめません。

足腰の筋肉も、筋肉が収縮することで
大腸の働きを補助的に促進しています
ので、足腰の衰えも排便力の低下に
つながります。

また、運動不足による血行不良も
胃腸の動きを鈍くする一因です。

ですから、休日は外で体を動かす時間を
作ったり、平日はなるべく歩く機会を
多くすることです。

腸内環境の悪化

通常の腸内では善玉菌、日和見菌、
悪玉菌の3つの菌がほどよいバランスで
存在しています。

しかし、生活の乱れなどによって
悪玉菌が増えやすくなると、腸内環境が
悪化します。

腸内環境が悪くなると、腸の活動も
鈍くなり便秘を起こしやすくなります。

腸内環境にもっとも影響を与えるのは
食生活です。

悪玉菌の餌となる動物性蛋白質、特に
脂肪を毎日たくさん食べていると、
悪玉菌はどんどん増えていきます。

これを放っておくと善玉菌は減って
しまうので、善玉菌を増やす作用のある
乳酸菌などを積極的に摂ることが大切に
なります。

乳酸菌は腸内で日々死滅しているので、
こまめに一定量を摂り続けることです。

また、ストレスや免疫力の低下も
腸内環境を悪くする要因です。

心身ともに健康的な生活を心掛ける
ことです。