便秘と密接な関係にある冷え症を改善する体操

便秘気味の人には冷え症の人が多いです。

便秘と冷えとは、あまり関係がない
ように思われますが、実は密接な
関係があるのです。

便秘になると、腸内にたまった便から
腐敗ガスが発生し、腸管を通じて
体内に吸収されて、血液とともに
全身をめぐります。

毒素に満ちた腐敗ガスによって、
血液は濁り、流れにくくなります。

その結果、手足の末端の毛細血管まで
血液が届きにくくなり、手足が冷たく
なってきます。

手足の毛細血管を血液が流れにくい
状態が続くと、体温調節もうまく
いかずに全身の温度も低くなって
しまうのです。

体内の温度が低くなると、当然
胃腸の温度も下がります。

また、体内の温度が下がると、腸管の
免疫力を低下させ、悪玉菌が繁殖
しやすい環境を作ってしまいます。

腸が冷えると、さらに便秘が
解消されにくくなり、悪循環に
陥りかねません。

ですから、全身の血行を良くして
冷えを改善することが大事になります。

そこで、冷え症の改善法を紹介します。

すわり足踏み

すわり足踏みは、血液を効率的に
全身に循環させる動作です。

全身の不快症状に効く動作ですが、
なかでも効果が期待できるのが
冷え症、便秘、関節痛です。

人間の血管は、毛細血管まで全て
合計した全長は10万キロメートル
です。

全身のすみずみまで、うまく血液を
めぐらすためには工夫が必要です。

血液は、毛細血管内で筋肉に酸素と
栄養を与えて、二酸化炭素と老廃物を
受けとります。

ところが、通常時は、血液の半分が
その機能を果たしていません。

体の末端である手や足に、特に冷えを
感じやすいのは、そのためです。

ですから、冷え症対策で一番大切なのは
全身の血行をよくすることです。

まず、5種類の足踏みで、まんべんなく
足の裏に刺激を与えて、腎臓の働きを
高めます。

すると、体全体があたたまり、下半身の
冷えも改善されます。

特に、就寝前に行えば、冷えで眠れないと
いうことはなくなり熟睡出来る効果も
あります。

すわり足踏みは、腹筋を使うため便秘の
改善も期待できます。

便秘解消のために大事なのは腸(お腹)を
動かしてやることです。

すわり足踏みのやり方

1、椅子に座り、足の裏全体を床につけて
  10回足踏みします。

2、つま先を床につけて、10回足踏み
  します。

3、かかとを床につけて、10回足踏み
  します。

4、足の裏の外側を床につけて、10回
  足踏みします。

5、足の裏の内側を床につけて、10回
  足踏みします。

1から5で1セットで、目安としては
2セット行います。

最初は、足踏みを1秒間に1回程度で、
2セット目は1セット目より速く
行います。

足を上げる高さは20センチほどで、
腕も一緒に振るとより効果的です。

足を上げる高さや回数は無理を
しないことです。

ボート漕ぎ

冷え症を改善するには下半身の血行を
良くするのが効果的です。

それには、ボートを漕ぐ動作が意外と
効果があります。

ボート漕ぎのやり方

1、床に座り、両足を前に伸ばします。

  上半身を前傾させボートのオールを
  持ったつもりで、両腕を前に
  出します。

  その際に、鼻から息を大きく吸い込む
  ことです。

2、オールを漕ぐような感じで、前傾した
  上半身を戻しながら、両腕を引き
  上げます。

  その際に、口から大きく息を吐き出し
  ます。

  力強くボートを漕いでいる様子を
  イメージして行うとよいです。

朝夕10回ずつ行います。

冷え症の予防・改善に効果的です。

首とお腹こすり及び手首と足首を動かす

低体温になると、ぐったりとして
疲れやすく、病気になっても治りにくく
なります。

このような冷え症改善のための、部屋の
中で簡単に出来る動作です。

首とお腹こすり

首にある人迎(じんげい)というツボを
こすると、新陳代謝がよくなり、体が
あたたまります。

また、へその周辺を手で軽く時計回りに
こすると、体温をつかさどる腸に刺激が
加わり体がポカポカとしてきます。

首こすりのやり方

のどぼとけから左右1.5センチずつ
離れたところにある人迎というツボの
ある付近を指でそっと上から下へ
こすります。

お腹こすりのやり方

へその周辺を手のひらで、ぐるりと
円を描くようにして、やさしくなでます。

数分で、体があたたまってきます。

小腸は、熱を生み出す働きを
つかさどっているので、お腹をやさしく
こするだけで体がポカポカになります。

手首と足首を動かす

手首と足首を立てて、倒すだけの動作
ですが、普段、動かすことが少ない
手首や足首を動かすだけで体が
あたたまります。

手首を動かすやり方

1、両手を体の前方にまっすぐ伸ばして
  手首を立てます。

2、両方の手首を下にパタンと倒します。

1と2で、1セットです。目安は一日
20セットです。

足首を動かすやり方

1、床に座って足を伸ばした姿勢で、
  両方の足首を立てます。

床に座った姿勢でなくても、寝た姿勢でも
よいです。

2、立てた足首をパタンと倒します。

1と2で、1セットです。目安は一日
20セットです。

なお。足や指先などをもむ、さする、
回すといった刺激もよいです。

末梢を刺激することで、心臓への血液の
戻りが良くなり、全身の血行をよくする
ことにつながるからです。