便秘が引き起こす肌荒れの原因と改善法

肌のトラブルには、吹き出物、ニキビ、
くすみ、カサカサ肌など、さまざま
あります。

吹き出物やニキビといった肌荒れは、
乾燥やストレス、胃腸などの内臓環境の
悪化など、様々な原因によって
引き起こされます。

悪玉菌が作る毒素による影響

肌のトラブルの原因のひとつに
挙げられるのが新陳代謝の低下による
ものです。

皮膚は、肌の奥にある真皮で細胞分裂を
繰り返しながら、約四週間で新しい皮膚に
生まれ替わっています。

皮膚は、表皮と真皮の二層から成り立って
いて、栄養分などが運ばれる血管は
真皮の中にあります。

新陳代謝が低下すると、この皮膚が生まれ
替わるサイクルがスムーズに回らなくなり
新しい皮膚に生まれ替わるのに時間が
かかってしまうことになります。

いつまでも古い角質が剥がれないまま
残っていると、部分的なカサつき、
くすみ、吹き出物の原因になります。

また、新陳代謝の低下は血液循環を
悪くして、目の下にクマを作る場合も
あるのです。

この新陳代謝が低下する原因は、加齢と
便秘が考えられます。

お腹の中に何日も便を溜め込んでいると、
腐敗が進んで、悪玉菌が大量に増え、
有害物質が発生します。

それは、腸管内だけにとどまらず、
全身に悪影響を及ぼして、新陳代謝の
低下をもたらすことになります。

なお、肌荒れを引き起こすのは、悪玉菌が
作る毒素による新陳代謝の低下だけでは
ありません。

悪玉菌が作り出す毒素がガスとして
排出されない場合には、大腸内の豊富な
血管から血液中に溶け込んで、最終的には
皮膚から排泄されるために、その時に
毒素が皮膚に直接ダメージを
与えるのです。

このようなことから、肌は内臓を映す
鏡とも言われています。

肌荒れが気になる時は、化粧品の見直し
よりも先に、胃腸に負担が掛かって
いないかどうかをよく思い起こすこと
です。

例えば、睡眠不足になっていないか、
ストレスフルな生活が続いていないか、
栄養がアンバランスになっていないか、
暴飲暴食も含めて食生活が不規則に
なっていないか、などです。

これらは、全て胃腸に負担となって
います。

便秘による善玉菌が行うビタミン合成を阻害

善玉菌の代表格であるビフィズス菌の
ユニークな働きの一つにビタミンB群を
合成する働きがあります。

ビタミンB群のうち、B6や葉酸は
肌の細胞を活性化させるのに不可欠な
栄養素でもあります。

ビタミンも肌にとっては大切な成分
ですが、食事から摂ったタンパク質が
肌の細胞に生まれ変わるには、
ビタミンB6や葉酸が必要不可欠
なのです。

ビタミンCは、ビタミンB6や葉酸が
働いた後に、肌の細胞を最終的に
完成させる際に働くものです。

腸内の善玉菌によって合成された
ビタミンB群は、腸管を通じて
皮膚の内部に到達して傷んだ肌を
修復します。

善玉菌によって合成された
ビタミンB群のうち、肌に影響を
及ぼすのは、主にビタミンB6と
葉酸の二種類で、元気のなくなった
細胞に働きかけて細胞分裂を
促す働きがあります。

慢性の便秘症の人は、本来ならば
体内で合成されるはずのビタミンB群も、
便秘の所為で、期待出来ないので
肌荒れの回復には時間がかかって
しまうのです。

便秘による肌荒れの改善法

ストレス、睡眠不足、食物繊維不足、
運動不足などの要因が複合的に
絡み合って、便秘を起こし、それが
肌荒れにつながっています。

荒れた肌を改善するには皮膚の表面を
いじるだけでは解決できません。

もちろん、化粧品などを使うことで
リラックス効果をもたらして、ストレスを
解消する場合もあります。

しかし、便秘が原因でくすみが生じて
いるのに、角質を無理やり剥がす
ローションなどを使うだけでは
根本的な解決にはなりません。

腸内の毒素の発生を改善しない限り、
くすみのない透明感のある肌は
戻ってこないのです。

綺麗な肌をとり戻すには、まず体の
中から綺麗にすることを考えるべきです。

普段の生活の中で便秘の原因になっている
ものをとり除いていくことが大切です。

食生活の面では、胃腸にやさしい
規則正しい食事と、食物繊維をたっぷり
摂ることを習慣づけることです。

理想的なバランスとしては、肉類の3倍は
穀物や野菜を摂ることです。

野菜には、不足しがちなビタミンや
ミネラルも豊富に含まれているので
肌にとっても良い影響を与えてくれます。

皮膚にも腸内と同じように常在菌がいて、
外からの病原菌を防ぐ役割を果たして
います。

ところが、洗い過ぎると皮膚炎を
発症してしまいます。

汚れだけでなく常在菌まで洗い落として
しまうことがアトピー性皮膚炎の
引き金になると指摘されています。