便の通りを良くする食物繊維やミネラルなど優れた栄養素を持つ海藻類

ワカメ、昆布、ヒジキ、海苔、モズク、
寒天といった海藻類は食物繊維が豊富で、
優れたミネラルバランスを持つ
アルカリ性食品です。

海藻の種類は、褐藻、紅藻、緑藻の
3つのグループに大別できます。

褐藻には、ワカメ、マコンブ、ヒジキ、
ホンダワラ、モズクなどがあります。

紅藻には、テングサ、フノリ、マクサ、
ツノマタ、イギスなどがあります。

緑藻には、ウスバアオノリ、ウミブドウ、
エゾヒトエグサなどがあります。

それらの中で注目されているのが、
コンブ類、ツノマタ類、ホンダワラ類、
イギス類です。

理由は、海藻由来の水溶性食物繊維を
多量に含んでいるばかりでなく、
良質なタンパク質、脂質、ミネラルが
豊富だからです。

海藻は食物繊維、ミネラル、ビタミンが
豊富で低カロリーです。

海藻に含まれる食物繊維は水溶性食物繊維で
主成分はフコイダンとアルギン酸です。

海藻の水溶性食物繊維は、体内での糖の
吸収を和らげたり、腸内の環境を整えたり、
コレステロールや血圧の低下作用や
抗がん作用などが知られています。

さらに、海藻には、カルシウム、カリウム、
マグネシウム、鉄などのミネラル類も豊富
です。

便通に効果があるガゴメ昆布

ガゴメ昆布は、北海道の函館を中心とする
道南地方で7月下旬から8月末にかけて
とれる昆布です。

ガゴメ昆布には、フコイダンが他の海藻に
比べて多く含まれています。

フコイダンとは、水溶性食物繊維の一種で
ワカメやモズクなどの海藻類の特徴である
ヌルヌルの正体です。

水溶性食物繊維は水に溶けて、いっしょに
摂った食べ物などの水分を抱き込んで
ヌメリ成分になります。

このヌメリ成分が小腸から大腸での
栄養素の吸収スピードをゆるやかにして
くれます。

さらに、食べ物が腸から体外に排出される
ときに、このヌルヌルがあるおかげで
滑りがたいへんよくなり、スムーズな
便通に効果があります。

市販のガゴメ昆布には、刻み、粉末、
角切りなどのタイプがあります。

ガゴメ昆布はヌメリを出してから
食べるのがポイントです。

このヌメリは60度以上の熱に弱いので
料理に使う際は、出来た料理の最後に
加えることが大切です。

ガゴメ昆布の摂り方

1、刻みタイプと角切りタイプの場合

  ガゴメ昆布一人分の分量は5グラム
  です。

 イ、お好みの太さのガゴメ昆布5グラムを
   10分ほど水に浸したあと、みりんと
   醤油で味付けしたものを炊きたての
   ご飯にのせて食べます。

 ロ、そのまましゃぶる

   ガゴメ昆布5グラムを、噛まずに
   ゆっくり舐めることで表面から
   ネバリ成分を最大限にとることが
   できます。

   やわらかくなったら、そのまま
   食べればよいです。

 ハ、長いもと一緒に食べる

   好みの大きさのガゴメ昆布5グラムを
   10分ほど水に浸したあと、醤油と
   わさびで味付けして、切った長いも
   100グラムと混ぜて食べます。

 ニ、納豆と混ぜて食べる

   好みの大きさのガゴメ昆布5グラムを
   10分ほど水に浸したあと、納豆の
   タレで味付けをして、1パックの
   納豆とよく混ぜ合わせて食べます。

2、粉末タイプの場合

  ガゴメ昆布一人分の分量は5グラム
  です。

  粉末タイプのガゴメ昆布小サジ1杯に
  ぬるま湯、または水を大サジ3杯ほど
  加えて、常温で一晩おきます。

  ただし、時間がない場合は10分でも
  よいです。

  一晩置いたものに、お湯を注いだ
  ものを好きな時に飲みます。

  なお、お茶や味噌汁に入れても
  よいです。

  お湯などの量は好みでかまいません。

便秘解消にワカメマヨネーズ

ワカメは、マグネシウム、鉄、リン、
カルシウム、亜鉛、ヨードなど、人に
とって必要なミネラル成分が豊富な
食品です。

ミネラルの他には、カロテンや
ビタミンKなどのビタミン類も多く
含まれておりEPA系の脂肪酸も豊富
です。

また、水溶性の食物繊維である、
アルギン酸も含まれています。、

アルギン酸には、腸のぜんどう運動を
活発にして便通をよくする働きが
あります。

さらに、ヨードによって基礎代謝機能が
高まるので、ダイエット効果も
期待できます。

アルギン酸には血圧降下作用があり、
アルギン酸はワカメが海中にはえている
時に、カルシウムと結合することで、
水に溶けないようになっています。

アルギン酸は、胃では消化吸収されずに
ほとんどが腸に達します。

そして、消化管の中でナトリウムと
いっしょになってアルギン酸ナトリウムと
なり、水に溶けるようになります。

アルギン酸がナトリウムを吸着すると
いうことは、血圧を下げる作用が
あるということです。

また、アルギン酸ナトリウムが腸内に
あると、余分なコレステロールや胆汁酸が
腸壁になかなかたどり着けなくなるため、
腸壁から吸収されにくくなり、
コレステロール値の正常化に寄与します。

このワカメマヨネーズを加えると、
相乗効果が生まれます。

マヨネーズに含まれる酢が体内への
ミネラル吸収をよくするのです。

コレステロール値への影響も、毎日
大さじ1杯約15グラムのマヨネーズ
でしたら問題ありません。

ワカメマヨネーズの作り方

一日分の材料は、乾燥ワカメ約4グラム、、
マヨネーズ大サジ1杯15グラムです。

ただし、生ワカメならば約40グラム
です。

1、乾燥ワカメは、水で戻してから、
  こまかく刻みます。

  塩蔵ワカメは、水洗いして塩分を
  とります。

2、ワカメを器に入れて、マヨネーズと
  合わせて、よく混ぜれば出来上がり
  です。

食前に食べると、早く満腹感を得られる
ので、余分なカロリー摂取を防げます。