便意を起こさせるマッサージとは?

便意を手っ取り早く起こさせるには
マッサージが効果的です。

お腹や腰をマッサージすることで、大腸が
刺激され、腸のぜんどう運動が促されて
便意が起こりやすくなるのです。

そのマッサージのやり方を紹介致します。

お腹のマッサージのやり方

マッサージを行なう姿勢は、座っていても
立っていてもよいですが、あお向けに寝た
姿勢のほうが、手や指に力が入りやすいので
マッサージの効果がより高まります。

毎朝、寝床のなかで、このマッサージを
行なうとよいです。

ただし、寝て行なう時は手や指に力が
入りやすいので、脚を伸ばして行なう
よりも、両ひざを立てておこなうほうが
効果があります。

寒い時期は指先や手が冷えている場合が
あります。

そこで、まず指先や手が冷えていないかを
確かめて、冷えている時はマッサージを
行う前には、両手をこすり合わせて
良く温めます。

次に、右手の手のひらを右の下腹部に
当てます。

そして、ヘソのまわりを円を描くように
時計回りに、ゆっくりと撫でるように
マッサージします。

ただ、強く押す必要はありません。

この動作を10回から20回ほど
繰り返します。

さらに、指をそろえて指の腹に力を
入れて、ヘソのまわりを押していきます。

指の腹でマッサージするときは、指と
手のひらが直角になるように曲げると
よいです。

なお、片手で握りこぶしを作って、
もう片方の手を上から重ねて押して
いってもよいです。

下腹部のマッサージのやり方

左の腰骨の出っ張りのやや内側の
すこし下がったところにS状結腸が
あります。

便秘のときは、このS状結腸に便が
とどまっていますので、やや固い
手応えがあります。

このS状結腸の部分を上から手の指で
マッサージして刺激することで、便意が
起こりやすくなります。

まず、手の指をそろえてS状結腸の上に
置いて、もう一方の手を重ねて20回ほど
押します。

次に、そこから斜め下の方向へ指を
徐々に移動させながら押していったら、
再び元の位置に押しながら戻して
いきます。

この動作を10往復くらい繰り返します。

このマッサージは椅子に座って行った
ほうが効果的です。

特に、トイレに座っているときに
行なうと便意が起きやすくなります。

腰のマッサージのやり方

椅子や床に座って行いますが、背すじを
まっすぐ伸ばします。

両手をこすり合わせて、手を温めます。

温めた両手の手のひらで背中の下部から
後ろの腰を包み込むようにして、上下に
ゆっくりとマッサージを繰り返します。

マッサージする際に、上げるときは指を
使い、下げるときは手のひら全体を
使うことです。

腰が温まってくれば便意が起こりやすく
なります。

ただし、手の届く範囲内でよいです。

竹踏み、塩ぬり、保温によるツボ刺激

ツボを刺激することで、特に自律神経に
働きかけます。

自律神経は内臓、血管などの働きを
コントロールして体内の環境を
整える神経です。

ツボを刺激する事で自律神経の乱れを
改善して内臓の働きを回復させる効果が
あります。

 

竹踏みで足のツボ刺激

便秘を解消するためには土踏まずから
かかとにかけての部分をよく刺激して
うっ血を取り除くことが大切です。

これを実行できるのが、竹踏みです。

大腸が悪くなると、足の裏の土踏まずから
かかとにかけてのあたりに、むくみや
コリがあることが多いそうです。

足の裏を4等分して、かかとから2番目の
部分が大腸の状態を表す部分に
あたります。

この部分に体重がかかるように、竹を
しっかりと踏みしめます。

特に、土踏まずと、足の外側のへりを
よく刺激することで大腸の働きがよく
なり、ぜんどう運動が活発になって
便秘改善に効果があります。

素足のほうが効果はありますが、竹踏みに
慣れるまでは靴下を履くか、竹にタオルを
巻いて竹踏みをするとよいです。

初めのうちは5分間くらい、慣れてきたら
10分間ぐらい続けるとよいです。

夜寝る前か、朝起きてすぐに、この
竹踏みを行うと効果があります。

45センチの長さの孟宗竹を半分に割って
竹踏み用の道具してもよいです。

 

塩ぬりでツボ刺激

ツボに塩をぬって刺激するのも便秘に
効果があります。

太ももの両側に便通穴というツボが
ありますが、このツボを含めた太ももの
上側は、便秘に即効性がある塩ぬりの
特定の領域です。

この領域にツボに塩をぬり、さすると
胃・結腸反射が良くなって便意が
起こります。

また、おへそをはさむ左右の少し下には
補助穴というツボがありますので、その
補助穴のある下腹部にも塩をぬります。

石鹸で体を洗い、湯船につかって十分に
温まってから塩をぬるほうが効果が
あります。

便秘解消には、粒の細かな塩よりも
粒のあらい自然塩が適しています。

塩の量は、一箇所に1~2グラム程度で
よいです。

塩のぬり方は、軽くさすりながら
ぬる程度にします。

力を入れて、こする必要はありません。

直立した時の、手の当たる太ももの
外側にある便通穴に塩をぬり、軽く
さすります。

補助穴のある腹部にも塩をぬり、両手で
軽くさすります。

 

カイロで保温


お腹には天枢、背中には大腸兪という
便秘に効くツボがあります。

天枢(てんすう)は、おへその両側に
あり、おへそから指3本分離れたところに
あるツボです。

便秘の人は、このツボにシコリがあったり
、押すと痛みが走ったりします。

大腸兪は、左右の腰の骨の上縁(上側に
ある縁)を結んだ線と背骨の交わる点から
指2本だけ外側にあります。

正確に、このツボを探すのは難しいので
ツボを含めた広い部分をカイロで温めると
よいです。

軽い便秘であれば腰のツボである大腸兪を
、頑固な便秘ならばお腹のツボの天枢を
使い捨てカイロであたためます。

ただし、カイロを直接、肌に当てると
低温やけどを起こすことがあるので、
ハンカチかガーゼなどにくるんで、
ストッキングやカイロ用ベルトに入れて
お腹や腰に巻くとよいです。

なお、便秘でもお腹が痛い時や便秘と
下痢が交互にあるような時は、カイロで
保温してはいけません。

 

 

 

 

背中と腹部のツボ刺激

便秘には、お腹と背中のツボが良く効き
ますが、これらのツボ刺激・マッサージも
毎日実行・継続することが大切です。

背骨の両脇には肝兪(かんゆ)、胃兪、
腎兪、大腸兪(だいちょうゆ)、小腸兪
など、消化器の働きを整えるツボが
あります。

これらのツボを両手の親指でよくもむと
よいです。

腹部には、巨闕(こけつ)、天枢、大巨
などがあります。

おへそのあたりに両手を重ねて、円を描く
ようにリズミカルに押し撫でます。

 

慢性的な便秘症に効くツボ刺激

慢性的な便秘症の人は、腹圧を強くする
ことが先決です。

刺激するツボは二つあり、一つは腰の
裏側にある大腸兪で、もう一つは
おへその斜め下にある大巨(だいこ)と
いうツボです。

大腸兪は、腸の働きが悪くなると症状が
あらわれるツボです。

ズボンのベルトがかかる腰骨の内側で、
腰骨と同じ高さの脊椎の左右両側の
3センチのところにあります。

大巨のツボは、あお向けに寝て、上半身を
起こした時に、おへその両側でかたく
なった腹直筋の外ヘリにあって、おへその
高さから4センチぐらい下がったところに
あります。

このツボを押した時に、不快感や鈍痛が
あるようでしたら、便秘の前兆と
考えられます。

これらの二つのツボを刺激しながら体操を
します。

息は出来るだけゆっくりと吸って、
ゆっくりと吐き出します。

便秘の人は、毎朝寝床の中で行うと
よいです。

 

ツボ刺激及び体操のやり方

あお向けに寝て、ひざを立てて、中指と
薬指を大巨のツボに当てます。

そして、1、2、3、4と息を吸いながら
ゆっくりおなかを上げて大巨のツボを
押します。

そのあと、指の力を抜いて息を吐きながら
おなかを下げます。

次は、両手のこぶしを腰の大腸兪のツボに
当てます。

そして、1、2、3、4と息を吐きながら
腹筋を使って頭を持ち上げて、尾骨の
あたりを浮かせます。

そのあと、息を吸いながら元に戻します。

 

簡単にできるツボ刺激・指圧

腸の動きにリズムをつけることで、
常習性の便秘に効果のあるツボ刺激・
指圧です。

やり方はあお向けに寝たままで、左手を
おへその左斜め下に当てます。

ここは、大腸がS字のように曲がり
くねっているところで、S状結腸の部分
です。

便秘の人の多くは、この部分に便が
たまっているので、押すとかたいです。

この部分を両手の人差し指、中指、薬指の
腹で、1、2、3、4と数回繰り返して
押します。

繰り返すうちに軽い便秘であれば、3分
ぐらいで便意が起こることが多いです。

毎日続けていると、腸の動きにリズムが
出来て便秘の予防にも効果があります。

 

 

 

 

手の甲や、足指及び足のツボ刺激

手のひらには、ほぼ中央には労宮という
ツボがあり、手首の内側の手首を曲げた
時に出来る横ジワの上の小指側の端には
神門というツボがあります。

また、手の甲には合谷(ごうこく)という
ツボがあります。

 

人差し指と手の甲のツボ

手の甲の人差し指の付け根から手首に
かけての一帯には便秘ゾーンがあり、
ここを刺激すると便秘解消の効果が
期待できます。

この一帯を刺激することによって大腸の
動きが活発になり、排便を促すことが
できます。

便秘の人は、朝食後に排便の習慣をつける
ことも大切です。

なお、トイレで便秘ゾーンに指の刺激を
与えることで大腸の働きが活発になり、
排便がスムーズになりやすくなります。

便秘ゾーンを刺激するやり方は、人差し指
の先から付け根までを、左右から3往復、
上下から3往復もみます。

次に、人差し指の指先を持って、左右に
グルグルと10回ずつ回します。

更に、人差し指をまず手のひら側に曲げて
5秒くらい、次に逆の方へそらして、5秒
くらい、そのままの状態を保ちます。

最後に、親指を合谷のツボにあてて
押しもみします。

 

足指のツボ

便秘には、いろいろな原因がありますが、
運動不足による腸の動きが悪いために
便を押し出す力が弱くなり、便秘を
引き起こしている場合があります。

足の指の中でも、親指と人差し指、小指
には、それぞれ腸の働きと密接な関係が
あります。

親指に端を発している脾経(ひけい)は
腸の働きを左右しています。

運動不足による便秘には足指のグルグル
回しがよいです。

足指には便秘の特効ツボである隠白
(いんぱく)、厲兌(れいだ)、
至陰(しいん)があり、それらを刺激
することで便秘解消の効果が期待でき
ます。

この刺激を朝起きてすく行う習慣をつける
ことで便秘に効果があります。

足指のグルグル回しのやり方は、まず
足の親指を内側に10回、外側に10回
回します。

次に、爪の生えぎわをつまんでもみながら
10回ほど回します。

この刺激を左右どちらの足指にも行い
ます。

 

足のツボ

足のツボである三里(さんり)を刺激する
ことによって、便秘解消する方法です。

まず、足のツボの三里の見つけ方は、
膝を立てて脚前面の骨に指を当てて、
下から上へ上げていくと、少し盛り
上がった骨にあたります。

その外側が三里のツボです。

三里のツボの刺激の仕方には二通り
あります。

1、指でツボをもむ方法

左右の足の三里に親指か人差し指を
  当てて、グルグルと回すように押し
  もみします。

三里のツボを押した時に、左右で
痛さが違う場合は、痛いほうの
ツボを重点的にもんで、左右の
痛みが同じになるようにします。

2、温風をツボに当てる方法

足の三里に、ゆっくりと
  ドライヤーを近づけて、ツボの少し
  手前で止めて、暫く温風を当てます。

  皮膚が少し赤くなったら、ツボから
  離します。

  次は、反対側のツボに当てます。

  これを左右7回ほど繰り返します。

この温風刺激を朝食後におこなって
から、トイレに行くようにしたら
よいです。

なお、ドライヤーのかわりに、蒸して
温かくしたタオルを三里に当てても
よいです。

 

ツボ刺激の効果的なやり方

ツボ刺激の一般的なやり方は、親指の腹を
ツボに当てて約3秒かけて力を加えながら
押して、その後ゆっくりと離します。

親指は、他の指と比べて力を入れやすい
ので、親指の腹でツボを刺激するのが
最も効果があります。

ツボ刺激のやり方は、力を加えて押す
以外にも、もんだり、温めたり、撫でたり
こすったりします。

手や足の指のツボの場合は、ぐるぐると
回して刺激を与えることもあります。

ツボは手足ともに左右対称にあるので、
どちらも刺激することです。

刺激する部分によって力の加減を変える
ことも大切です。

一回のツボ刺激は、3秒間かけての
指圧を3~5分ほど続けることが一般的
です。

そして、これを一日に1~3回行うと
よいです。

ツボ刺激は、体がリラックスしている
時に行うのが最も良いので、朝起きて
すぐの朝食前、または、寝る前の刺激が
効果的です。

特に入浴した後は血行が良くなっている
ので、体のほてりが少しおさまった頃が
より一層効果があります。

ただし、激しい運動の後や、入浴や食事の
直後、熱がある時、出血している時は
ツボ刺激をしてはいけません。

また、ツボ刺激によって、早産や流産を
引き起こすこともあるので、妊娠中の
ツボ刺激は避けることです。