ストレス性便秘の原因と改善法

便秘の人の中でも、お腹の張りや痛み、
不快感が強い人は、けいれん性便秘
である可能性が高いです。

けいれん性便秘はストレス性便秘とも
呼ばれます。

ストレスなどで自律神経のコントロールが
うまくいかなくなると、胃腸に機能的な
異常が起こることがあります。

何らかの病気が原因で起こる便秘を
器質性便秘と言いますが、そのような
器質的な異常がないのに、お腹の張りや
腹痛、不快感を伴う便通異常がある、
そんな便秘をストレス性便秘と
言います。

ストレス性便秘とは

ストレスなどで自律神経のコントロールが
うまくいかなくなると、胃腸に機能的な
異常が起こることがあります。

ストレス性便秘の人は、腸壁が緊張して、
激しい収縮運動、即ち、けいれんを起こし
大腸の一部が狭くなっているのです。

ストレス性便秘には、下痢が多い下痢型、
便秘が多い便秘型、下痢と便秘を繰り返す
混合型、分類できない分類不能型に
分けられます。

ストレス性便秘の症状としては、常に
お腹がゴロゴロし、便意を感じてトイレに
行っても出ない状態があったり、便秘や
下痢を繰り返していたりします。

腸と脳との関係

ストレスが強いと、何故、お腹が痛く
なったり、便通までに異常が出るのかは
腸と脳とは密接な関係にあって、
自律神経のネットワークでつながって
いるからです。

胃腸は生きていくために大事な栄養素を
消化吸収して、老廃物を処理するという
大切な役割を担っていて、自律神経の
動きを敏感に感じ取る臓器です。

脳と腸の神経構造は似ていて、自律神経の
影響を敏感に受けることから、腸は
第二の脳とも呼ばれています。

アメリカの神経生理学者のマイケル・
D・ガーション博士が神経伝達物質の
セロトニンが腸にもあり、しかも、
体内のセロトニンの95パーセントが
腸で作られていることを発見しました。

それまでは、セロトニンは脳内にしか
存在しない物質だと考えられていました。

セロトニンは精神状態や身体のリズムに
大きく関わっている大事な神経伝達物質
です。

このセロトニンが不足すると、不眠症に
なったり、うつ病になったりしますし、
ストレス性便秘にも、このセロトニンが
大きく関わっています。

ストレスが排便障害を起こす理由

腸と脳は自律神経のネットワークで
つながっています。

自律神経には、交感神経と副交感神経が
あり、交感神経が優位になると腸の働きが
抑えられ、逆に、副交感神経が優位に
なると、腸の動きが活発になります。

強いストレスによって自律神経の
バランスが崩れると、セロトニンが
過剰に分泌されるということが
起こります。

そうなると、腸のぜんどう運動が活発に
なり過ぎたり、けいれんを起こしたり
して、腹痛、腹部の不快感、下痢や
便秘といった排便障害を引き起こす
ことになります。

腸と脳とは連動しているので、腸に
不調が生じると、ストレスや不安が
増したり、さらに、自律神経の
バランスが悪くなって不調が増すという
悪循環が起こります。

ストレスによって腸に影響が出ることは
誰にでもありますが、ストレス性便秘の
人は脳と腸が特に敏感で、影響を強く
受けやすい人だといえます。

ストレス性便秘を改善するには

ストレス性便秘を改善するには、まず
生活習慣を見直すことが大切です。

不規則な生活は自律神経のバランスを崩す
原因になります。

そこで、早寝早起き、朝・昼・晩ご飯を
決まった時間にきちんと食べるといった
規則正しい生活をすることです。

また、休日も平日と同じ時間に起きて、
夜更かしをしないようにすることも
大切です。

日常生活の中で、ウォーキング、ラジオ
体操など、少し汗ばむ程度の運動をする
ことも重要です。

汗をかくだけでも、自律神経がリセット
され、バランスの悪い状態が
改善されます。

入浴する時は、少しぬるめのお湯に
20~30分ぐらい、胸から下だけを
ゆったりつかる半身浴がよいです。

腹部を温めると、リラックスできますし、
お腹の痛みや張りの改善にもなります。